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ファビコン

ファビコン

ファビコン(Favicon)とは、「お気に入り(Favorites)アイコン」を略した言葉で、ウェブサイトのシンボルとなる小さなアイコンのことです。
ウェブブラウザのタブ、ブックマーク、アドレスバーの左側、ブラウザの履歴一覧などに表示され、ウェブサイトの視覚的な識別やブランドの象徴として機能します。
ファビコンは一般的に16×16ピクセルや32×32ピクセルなどの小さなサイズで表示されるため、シンプルでわかりやすいデザインが求められます。
アイコンには企業のロゴやウェブサイトを象徴するデザインが使用されることが多く、ユーザーが多くのタブを開いていても、一目でそのサイトを識別できるように設計されています。

ファビコンの設置方法は、ウェブサイトのHTMLファイルのタグ内に、アイコン画像へのパスを記述することで行います。
以下のようなコードを使ってファビコンを設定します: この記述により、ブラウザは指定されたパスからファビコン画像を取得し、タブやアドレスバーに表示します。
一般的には「favicon.ico」というファイル名が使われますが、近年ではPNG形式など、さまざまな画像形式が利用されています。
さらに、さまざまなデバイスやプラットフォームに対応するため、異なるサイズのアイコンを用意し、それぞれに対応するコードを追加することもあります。
たとえば、モバイルデバイスのホーム画面にウェブサイトを追加した際に表示されるアイコンのために、180×180ピクセルの画像を指定する場合は以下のように記述します:
ファビコンの役割と利点は次の通りです: 視覚的なブランド認知: ファビコンはウェブサイトの小さなロゴやシンボルとして、ユーザーに対して視覚的なインパクトを与えます。
これにより、ユーザーは多くのタブを開いている場合でも、ファビコンを見て瞬時にどのサイトかを判別でき、サイトのブランド認知にもつながります。 ユーザーエクスペリエンスの向上: ブックマークや履歴にファビコンが表示されることで、ユーザーは視覚的な手がかりを使って目的のサイトを素早く見つけることができます。
これにより、ユーザーエクスペリエンスが向上し、サイトのリピート訪問につながります。 信頼性の向上: ファビコンが設定されているウェブサイトは、サイト運営者が細部にまで注意を払っている印象を与えます。
特に企業やビジネスサイトでは、ファビコンがブランドの一貫性を示し、ユーザーからの信頼感を高める要素となります。
ファビコン作成のポイントは、シンプルでありながらウェブサイトのブランドを象徴するデザインにすることです。
アイコンは非常に小さく表示されるため、複雑なデザインや細かすぎる要素は視認性を損なう可能性があります。
単純なシルエットやロゴマーク、アルファベットの頭文字など、アイコンの縮小表示でもはっきりと識別できるデザインを選びましょう。
また、サイトのテーマカラーを使うことで、ブランドイメージを強調することも効果的です。

ファビコンは、ウェブサイト全体のデザインを完成させる上で重要な要素であり、ユーザーの利便性とブランド認知を向上させるために欠かせないものです。
そのため、サイト運営者は適切なファビコンを作成・設定し、ウェブサイトのプロフェッショナルな印象を強化することが推奨されます。

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